子供たちの興味を真摯に受け止め、様々な生き物と触れ合う子供達の体験を尊重し、 食と農と自然環境への関心を広げます。
                                                                    
地域の保育園、幼稚園、学童保育所で、プランターによる野菜栽培や原木椎茸の栽培を子供達と取り組んでおります。微生物の役割に精通していますので、オリジナルの有機栽培方法を確立し、子供たちが土作りから楽しめる食育を展開しています。
日本昔話「サルカニ合戦」の研究からヒントを得て、有機肥料は山の肥料として草木灰、海の肥料としてサンゴ粉末、食べ物の肥料として米ぬかやオカラ、うんちの肥料として「ゾウさん堆肥」を用意。
日本昔話の「花咲か爺さん」が撒いているのは「草木灰」、そんな話をすると子供たちのモチベーションんが上がります。
また堆肥はもともと身近な生き物の排泄物から作りますが、今や牛豚鶏は身近には存在しません。そこで「ゾウさん堆肥」を用意し、ゾウのウンチとして手渡すと大変な盛り上がりになります。
匂いも嗅ぎます。米ぬかの香り、サンゴ粉末からは海の香り、「ゾウのウンチと自分のウンチ、どっちが臭い?」そんな五感を刺激する食育を展開しております。
また原木椎茸栽培は今一番人気のあるプログラムで、子供たちのみならず、職員から親御さんまで、大変関心が高い取り組みです。
原木栽培に使うコナラやクヌギはクワガタ・カブトムシが集まる樹として子供達も知っています。そこにドリルで穴を開けて、子供達に椎茸菌を植菌してもらいます。
ドリルの木屑はなぜかスイカの香り、子供たちの興味が膨らみます。
水やりをせっせと頑張ってもらうと、秋には大量の椎茸が発生しますので一緒に収穫。
味も香りもスーパーの椎茸とは比較にならない美味しさ。椎茸嫌いの子供は少なくなります。
食と自然のつながりを考えるきっかけ作り、環境教育の入り口として、五感を刺激する体験を提供いたします。